こんにちは。たくのすです。
そろそろ予算要求が終わりに近づいてきましたね。
財政課については以前話しましたが、悪いことばかりの内容でしたので、今回はいいことを。
財政課を経験してよかったことを話します。
どこの部署でも大して大変じゃないと思える
まず前提として、間違いなく県庁で一番激務なのは、財政課です。
コロナ禍で感染症対応している保健所も大変。
災害で対応している土木部署も大変。
いま流行りのDX推進部署も大変。
でも、一番大変なのは財政課です。
上記のどの例でもお金が必要で、なにが起こっても財政課は関係します。
そもそも普通の業務だけでもめちゃめちゃ重いのに、何が起こっても業務が増加します。
減ることはないです。
あらゆる責任が覆いかぶさってきますし、普通に知事や副知事に説明しなければならない場面もあります。
そんな経験をすると、普通の部署の仕事が、全然大したことないなって思えます。
一般的に大変な部署で、メンタルがたくさん出ているような部署の仕事だとしてもです。
質的にも、量的にも、他の部署とは別次元だと思います。
お金の流れがわかる
公務員の大イベント、予算要求がどのように行われているか分かっているため、大変重宝されます。
財政課を経験したことがない人は、予算の決定過程をよくわかっていません。
この時期は~をやっている、予算の査定ではこういった資料が必要だ等、多くの人が知らないことを知っているため、自分の担当事業の色々なことに関して先手をうつことができます。
また、財政課って、普通の職員からすると近寄りがたい(いろいろ確認したいけど電話できない)ので、内情を知っていると、所属内の人を助けることが多くなり、感謝されます。
説明能力、文書能力が上がる

知事をはじめとした幹部クラスのお偉いさんに説明したり、議員への説明資料を作成したり、日々何かしら説明しています。
よって、財政課を出るころには、同年代の人間と比べて圧倒的にレベルが上がっています。
他の部署に行ったときに、上司を含めてあまりにも出来が低い起案文書をみることになります。
当然自分のつくった文書に指摘する人はあまりいないので、仕事をスムーズに進めることができます。
出世できる
たくのすの県だけかもしれませんが、副知事や、主要部局長は、みんな財政課出身です。
理由は上記で述べたとおり、タフで、説明ができて、お金の流れがわかるからです。
でも多大な犠牲を伴う
はい、いいことをたくさん述べましたが、たくのすとしては財政課に行くことはお勧めしません。
上記メリットを得るために、犠牲が大きすぎるからです。
数年間、家族や友人との時間、自分の時間を奪われます。
説明能力なども、別に財政課でなくても上げることは可能ですし、予算要求についても、知らない人が大半なんだから、どうとでもなります。
要するに、出世くらいしかいいことがないのです。
あとはプライドが保てることですかね。
でも、出世が、果たしていいことなのかというと、たくのすはいいことだと思いません。
給料は本当に安く、休みはなく、責任が重いからです。
公務員人気が下がってきて、人材の質も下がってますし、部下を持つという面でも行く先は地獄です。
なのでたくのすははやくこの組織から抜け出したいなと思っています。
できるかわかりませんが。。。
財政課配属になったら、まあとりあえずがんばれ
運悪く財政課にいくことになった人は、とりあえずがんばりましょう。
そして辛くなったら、休みましょう。
そこで頑張っても、守れるものは、大したことありません。
コメント